アラサーニートの雑記帖

アラサーニートが感じたことや日々の出来事などを綴る雑記ブログです。

【小説】真梨 幸子『ふたり狂い』を読みました

今回は狂気に満ちた作品のレビューです。

書き手は個人的に「イヤミス」と言えばこの人、と思っている真梨幸子さん。

ドロドロの展開と、張り巡らされた読み物としての面白さの仕掛けの融合がなんとも言えない魅力を生み出している方だと思います。

 

真梨 幸子『ふたり狂い』(2009年)

50万部を超えるベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』などで知られる、後味の悪いミステリー「イヤミス」の旗手・真梨幸子さんの作品。

女性誌「フレンジー」で連載されている人気小説「あなたの愛へ」。ある日、その同姓同名の主人公が自分自身だと思い込んだ川上孝一が、著者の榛名ミサキを刺す事件が発生する。

それに端を発して起きる、デパ地下の惣菜店での異物混入事件やネット上での企業への誹謗中傷事件、あるマンションで連続する殺人事件。 

果たして真相はどこにあるのか。誰が正気を保っているのか。

狂気と妄想が渦を巻き、現実を絡めとる短編連作小説。

ふたり狂い (ハヤカワ文庫JA)

ふたり狂い (ハヤカワ文庫JA)

 

真梨さんの作品は、ベストセラーになった『殺人鬼フジコの衝動』を含めいくつか読んでいますが、毎回毎回本当に後味が悪いです。

人の嫌な部分をこれでもかと凝縮させた作品は、しかしなんとも言えない魅力を持って、また次の作品へ読者を誘い込みます。

そうして誘惑に負けて手にとってしまった本作でも、やはり後味の悪い思いをさせられることになりました。

また、真梨さんと言えば、その構成の巧みさにも定評のある作家さんですが、本作では特に、その構成にこだわって作られているなと感じました。

短編連作の形をとっており、その一遍一遍において形の違う狂気が描かれています。

それぞれの短編にその物語を象徴する言葉がタイトルとしてつけられており、各話の冒頭にその言葉の意味が書かれていて、そこから物語の持つ狂気の形、その帰結を想像しながら読むことができます。

各短編の持つゾクゾクするような狂気と、オチへと向かっていくスリルはとても楽しく、後味は良くないのですが、ある意味すっきりとした読後感でもあります。

しかし、それらを連作として繋ぎ合わせようとすると、その時系列の飛びや、登場人物の多さでモヤモヤ感が強くなります。

さらに、この作品では誰が正気で誰が異常なのか、何が現実で何が妄想なのかがはっきりしないので、そういったものがたくさん重なっていき、通しで読むと、モヤモヤが積み上がっていく感覚になります。

そのモヤモヤこそが、きっと本作の狙いなのでしょう。

ふたり狂い。狂っているのは登場人物の誰だったのだろう。そう考えている私こそが、狂ってしまったのかも。

そんな気持ちにさせられる作品でした。

 

各短編タイトルの妙

前述の通り、本作では各短編にその物語を象徴する言葉がタイトルとしてつけられています。

収録されている短編は全部で8篇。

それぞれ「エロトマニア」、「クレーマー」、「カリギュラ」、「ゴールデンアップル」、「ホットリーディング」、「デジャヴュ」、「ギャングストーキング」、「フォリ・ア・ドゥ」と名付けられています。

そして、各話の冒頭にそのタイトルの言葉の意味が載せられているわけです。

たとえば最初の「エロトマニア」は下記の通り。

エロトマニア】情熱精神病、あるいは恋愛妄想。ほとんど接触がない相手に一方的な恋愛感情を抱き、自分も愛されているという妄想が全生活を縛りつける症状。有名人やアイドルがその対象になることが多い。

そしてこの「エロトマニア」は人気恋愛小説の著者に愛されているという妄想を持った男が、ついには著者を刺してしまったというようなあらすじになっています。

その物語の核となる部分を、タイトルで読者に提示してしまうのです。

しかし、これがポイントなのね、とわかったつもりで読み進めていると、予想外の結末やより深い暗闇に連れて行かれることになります。

この落差が癖になる面白さです。

そして、タイトルとして選ばれている単語の意味の掴めなさ(一部知っているものももちろんあるのですが)と、冒頭の無機質な説明が、これからどんな場所に連れて行ってくれるのだろうというワクワク感を与えてくれます。

ちょっとした都市伝説を聞くときのような、怖いもの見たさの楽しさを引き出してくれる、素晴らしい演出だなと感じました。

 

全てが狂気と妄想の中に飲み込まれる

この作品の魅力は、誰が正常で、なにが現実なのか、どんどんわからなくなっていくその感覚にあるのかなと思います。

もちろん、メモを取ったりしながら時系列や登場人物を並べていけば、作中の出来事の実際の形に近付くことはできると思いますし、私自身も後で表でも作ろうかなと読みながら思ったりすることもありました。そういう楽しみ方もあると思います。

しかし、話の断片を繋げて全体を把握しようとする感じや、曖昧な部分を後で調べようと思いながらそのままにしてしまう感じ、そして結局曖昧なところが曖昧なまま出来上がった歪な物語にモヤモヤしてしまう、そういった現実感を感じる楽しみもあるのかなと感じました。

そうやって、無責任な噂や都市伝説が生まれて、消費されていくその現実感。

そしてその中で、正気と狂気、現実と妄想の区別がなくなって、一緒になって渦巻いているような感覚をなんだかとてもリアルに感じました。

某名探偵は「真実はいつもひとつ!」と声高に叫んでいますが、真実は見る人によって違うのだろうと思います。

端から見て起こった事実と異なる主張をする人がいたとしても、その人が嘘をついているとは限らない。

その人はその人の「真実」を述べているだけかもしれない。

その時妄想の世界に飲み込まれているのは相手なのか自分なのか。

現実や真実の粗さや脆さを突きつけられた気がしました。

 

 

読み終わってすぐは、結局あの話の真相はどうだったんだろうとか、あのエピソードって必要あったかな、全体の流れとは関係なかった気がする、なんて思って、ちょっと消化不良気味かなと感じていたのですが、時間が経つにつれて、いやでもそれで良かったのかもと思えてくる不思議な作品でした。

こういう作品に関しては、色んな方の考察を調べて読むのも楽しいです。

今回は真梨さんらしい後味の悪さもありながら、個人的にはエンターテイメント的な楽しみの強い作品のように感じました。

ただストーリーとしてすっきりはしないので、そのあたりは好みが別れるところかなと思います。

気になる方がいらっしゃったら、ぜひ読んでみてください!

スマートニュースに初掲載も!9月のブログ振り返り

いつも末日にエントリーしていたブログの振り返りですが、9月末はPCの調子が悪かったり、昨日まで祖父の卆寿のお祝いで家族で旅行に出ていたりとブログを更新できずにおりました。

というわけで、ばっちり言い訳したところで、早速9月の振り返りに入っていきたいと思います。

 

9月の目標

まずは9月の目標の確認からしていきます。

<数値目標>

  • 1日1記事更新(9月こそ!)
  • 月間5500PV
  • 読者200名

<その他>

  • 記事の執筆時間の計測(引き続き)とスピードアップ
  • 書き溜める習慣をつける
  • はてなProへ移行⇒Googleアドセンスの導入?
  • 散文や詩などの創作文をメインにしたサブブログの開設(長期目標)
  • 朗読等声をメインにしたYoutube等のコンテンツ作成とブログとの連携(長期目標)

9月の目標は上記の通りでした。

これを元に振り返りを行っていきます。

 

9月の振り返り

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目標①1日1記事更新

9月は4日間更新できていない日があり、また達成できずでした。

9月こそは!とか言いながら、先月より更新しない日が多くなってしまいました。

やっぱり、1日でも休んでしまうと次に休むハードルが低くなってしまうので良くないなと感じました。

最近PCの調子も微妙ですし、不意の体調不良や精神的に辛いこともあると思うので、そういったところを予め考慮して、やはり書き溜めであったり、なにかスタイルを変えていくべきかなと思っています。

逆に毎日更新の目標は一旦おろして、月何回までは休める、と自分の中で決めておくのも有りかなとも思っているのですが、今自分に甘くなってしまっている感じもするので、とりあえず10月いっぱい、もう一回毎日更新でやってみようと思います。

(と言いつつ昨日10/1に早速お休みしてしまっているので、今月は本日10/2から毎日更新という目標にします。すみません・・・。)

 

目標②月間5500PV

こちらは約6300PVほどだったので、無事目標達成できました!

月の半ばあたりまで、平均して1日に250くらいのPVがあったことと、初めてスマートニュースに掲載されて、その日だけで500を超えるPVを頂いたことが大きかったです。

スマートニュースに関しては、後で詳しく書きます。

ただ、やはり後半にかけてずるずるとPV数が落ちていっているので、更新ができなかったり、できたとしても夜中の1時や2時になってしまう日が続いていたので、そのあたりでのはてなブログユーザーの皆様のPVが減ったことが大きな原因の1つかなと思っています。

検索流入に関しても、やはり月の後半に落ち込んできているので、Google先生の鋭い観察眼に改めて気付かされました(笑)

10月に関しては、月間7000PV(226PV/日)を目標にします。

昨日のPVが110くらいで既にレスしてるので結構怖いですが、サボり防止の気持ちを高めるためにもちょっと高めの目標を設定しておきます。

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目標③読者200名

現在読者173名ということで、こちらも残念ながら達成できず

しかし、8月末140名⇒9月末173名なので、この1ヶ月の間に33名もの方に新たに読者になって頂きました。ありがとうございます!

意外とはてブが結構ついている時などではなく、なんでもないタイミングで読者になってくださっている方がいたりして、なんだか面白いなぁと感じます。

過去記事まで遡って読んでスターなど付けてくださる方もいて、とても嬉しいです。

10月の目標もキリが良いし据え置きで200名と思わなくもないのですが、ここももうちょっと厳しそうな目標を立てておきます。

10月は読者210名を目指します!

 

初めてスマートニュースに掲載されました!

ある日気が付くと、なんだかいつもよりかなりPVの伸びがとてもはやく、気になってアクセス解析を開いてみたところ、流入元に「smartnews」の文字が!

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他の方がスマートニュースに載ったという記事を見て羨ましく思っていたので、自分も載ることができたのだととっても嬉しく思いました。

 

スマートニュースに掲載された記事

今回スマートニュースに掲載されたのは、小川洋子さんの『偶然の祝福』という小説をレビューした記事でした。

zakkicho.hatenadiary.com

小川洋子さんは大好きで、自分なりにまあまあ良く書けたかな、とは思っていたのですが、はてブは4つで今までの記事の中でもそこまで多いということもなく、正直言ってなぜ取り上げて頂けたのかはよくわかりません。

スマートニュースさんのアルゴリズムに上手くひっかかったということなのでしょう。

 

掲載されている画面を見たい!

せっかく掲載されたのなら、その画面を見てみたい!

ということで、とりあえずスマートニュースのアプリを早速スマホにダウンロード。

しかし、並んだカテゴリのどのページにも掲載されている私の記事は見当たりません。

そこで調べてみたところ、下記の記事を発見しました。

www.hitode-festival.com

スマートニュースには予め設定されているデフォルトのカテゴリとユーザーが追加していくカテゴリがあるとのことで、はてなブログはユーザー追加カテゴリ中の「はてな」というカテゴリに入ることが多いとのことでした。

そこで「はてな」カテゴリを追加してみたのですが、やっぱりない・・・。

短時間しか掲載されずに、調べている間にもう流れてしまったのかな、と諦めかけていたのですが、Googleアナリティクスを見ると、どうもまだスマートニュースからの流入は止まっていません。

もう一度各カテゴリ内を見て回るもやはり見つからないので、別の追加カテゴリにあるのかなという結論に。

ここからは勘でいくしかありません。

カテゴリ検索で「本」や「小説」と入力して検索してみるも、企業の公式カテゴリばかりだったりでどうも違うような気がします。

もしかして・・・と思って入力してみたらヒットしました!「読書」カテゴリ!

そして・・・読書カテゴリの中にやっと見つけました!私の記事!!

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嬉しい。うれしいです。

レビュー記事はいつも難しさを感じながら書いていただけに、取り上げて頂いたのが小説のレビュー記事で、しかも「読書」カテゴリに入れて頂けたのもさらに嬉しかったです。

孤独に始まったこのブログ、ひとりふたりと読んでくださる方が増え、はてなブログで最初では考えられないほど多くの方に読んで頂けるようになって、ついにはてなブログ以外のプラットフォームの方にも届いたかと思うと、とても感慨深いものがありました。

とても大きな励みになりましたので、また掲載されるよう、そしてせっかく読んで頂いた方に楽しんでもらえるように、がんばりたいなと思います。

 

その他の目標

数値目標以外の目標については下記の通り。

 

記事の執筆時間の計測(引き続き)とスピードアップ

8月に引き続き、9月の執筆時間も計測してみたところ、26記事で平均2時間。

これは8月とほぼ変わっていません。

ただ、1記事あたりの文字数がだんだん増えてきていて、8月は基本的に2000字ちょっとくらいだったのですが、9月は3000字を超える記事がかなり多かったです。

そう考えるとスピード自体は少しあがったのかなと思います。

ただ、記事の文字数が増えたことに関しては、読みやすい文字数というのもあると思いますので、ちょっと考えていかないといけないかなと思っています。(と言いつつこの記事も3000字超えてしまいました・・・。)

 

書き溜める習慣をつける

今回全くできませんでした。

怠け癖が出てしまいました・・・。良くない。

とりあえず、10月中必ず1回以上書き溜めを作ってみるようにします。

それなので、目標としては「書き溜める習慣をつける」というよりは、10月に関しては「1記事ストックを作る」にしようと思います。

 

はてなProへ移行⇒Googleアドセンスの導入?

これは少し検討していたのですが、はてなブログSSL化の対応で、独自ドメインは最後になるというアナウンスが出たりしているので、どうしようかと迷っている状態です。

もうしばらく様子を見てみながらやっていこうと思います。

 

10月の目標

<数値目標>

  • 1日1記事更新(※10/2から)
  • 月間7000PV
  • 読者210名

<その他>

  • 記事の執筆時間の計測(引き続き)とスピードアップ
  • 最低でも1記事ストックを作る
  • 散文や詩などの創作文をメインにしたサブブログの開設(長期目標)
  • 朗読等声をメインにしたYoutube等のコンテンツ作成とブログとの連携(長期目標)

 

 

9月はスマートニュースへの掲載という嬉しいイベントが発生して、とても励みになりました。

一方で段々と慣れが出てきて、サボり癖や怠け癖が出始めているので、そこは気を引き締めなおしていきたいなと思います。

せっかく多くの方に見てもらえるようになってきたので、読んで「いいな」と思ってもらえる記事を書いていけるようがんばります。

10月もどうぞよろしくお願いします!

「いつもの」店で「いつもの」メニューを!私の定番を紹介します

皆さんは新しいお店、新しいメニューをガンガン開拓しちゃう派ですか、それとも、いつものお店でいつものメニューを頼むタイプでしょうか?

私は圧倒的に後者です。

いや、新しいお店とか新しいメニューとかももちろんワクワクして好きなんですけど、根の部分はめんどくさがりで安定志向なので、これは良いと思ったお店やメニューはしつこくリピートします。定番化しちゃうわけです。

今回は、そんな私の定番メニューをご紹介していきたいと思います。

 

ミスタードーナツ

ミスタードーナツ

まずはみんな大好きミスタードーナツ

私はミスドでは大体ドーナツを2個頼むことが多いのですが、ほぼ毎回このメニューになってしまいます。

ふんわりした生地の中にホイップクリームが詰まったエンゼルクリームは、絶対外せません!

ミスドにはこれを食べに行っていると言っても過言ではないくらいに大好きです。

そして、この王者エンゼルクリームとペアを組むのが、ふんわり生地をハチミツでコーティングしたハニーディップ。もしくは、独特のモチモチ生地にはちみつ風味のグレーズをかけたポンデリングのいずれか。

この2つは味のタイプが似ているのですが、生地の触感とはちみつ感に差があります。

どっちも大好きなのですが、どちらかと言えば、名前通りはちみつの風味の強いハニーディップの方が好きです。

でも、モチモチ触感が楽しく美味しいので、気分次第ではポンデリングを選びます。

 

モスバーガー

mos.jp

お次はファストフードでありながらファストさを感じさせないモスバーガーです。

定番メニューはこちら!

  • スパイシーモスチーズバーガーポテトS or Lセット(ドリンクはメロンソーダで)

変わるのはポテトのサイズのみ。

あとは余程心惹かれる期間限定メニューなどがない限り、ほとんどこのセットで注文します。(飲み物もほぼ固定)

スパイシーモスチーズバーガーと言えば、ジューシーなパティにチーズ、モス定番のミートソースとトマトに激辛ハラペーニョが加わったピリっと美味しいバーガー。

昔は辛いのがそこまで得意ではなかったので、母親が食べているのを見てそんなに美味しいの?と疑問に思っていましたが、ある時試しに食べてみたらハマりました。

ハラペーニョのピリ辛がチーズと合う!辛いの好きな方には本当にオススメです。

また、スパイシーモスチーズバーガーに変わって、スパイシーチリドッグを頼むこともたまにあります。

こちらはチリソースの上にハラペーニョが乗せられているホットドッグで、これまた溜まらない美味しさです。

バーガーに比べると軽いので、バーガー食べるほどじゃないけど辛いの食べたい!という時にとても重宝します。

 

スターバックスコーヒー

www.starbucks.co.jp

PCはもっぱらWindows派でドヤ顔Macとは無縁な私ですが、ドヤ顔読書をするために、文庫本を片手に一人暮らしの頃はよく行っていました。

スタバを知ったばかりの頃はフラペチーノ類をよく頼んでいたのですが、年をとったのか段々とその甘さについていけなくなっていき、たどり着いたのがこのメニュー!

  • イングリッシュブレックファストティーラテ

私はコーヒーが苦手で(苦いし酸っぱい・・・。お子様舌なんです。)自分で頼むことはまずないのですが、コーヒーに比べて紅茶類は充実しているカフェが少なくて、中でもラテみたいなタイプってあまり見ません。

コーヒーは苦手でも、カフェラテのフワフワはすごく好きだし、つい頼みたくなってたまーに頼んでみるとやっぱり味はコーヒーなので(当たり前)がっかりしたりします。

そんな紅茶党に厳しい世の中ですが、スタバさんがそこに活路を見出してくれたのです。

ティーラテ!!フワフワしている上に紅茶!素晴らしい飲み物です。

しかもスタバのティーラテはほど良い甘さ。素晴らしい飲み物です。

お茶の種類は4つから選べて、一度ほうじ茶ラテも飲んでみたことがあるのですが、美味しかったけれど、私には少し甘みとクセが強く感じられました。ほうじ茶自体が甘いからかな・・・?ここは完全に好みの問題ですね。

スタバはフラペチーノやティーラテなどコーヒー以外も充実しているのが良いですよね!

 

アフターヌーンティー・ティールーム

www.afternoon-tea.net

散々スタバを持ち上げておきながらあれですが、やっぱりたまにはちゃんと紅茶専門のお店にも行きたい!

紅茶専門店カフェでよく見かけるのが、かわいい雑貨類などでもおなじみのアフターヌーンティーのティールーム。

ここでもドヤ顔読書をキメる私の定番はこちら。

  • クリームティーセット(紅茶はアフターヌーンティーをミルクで)

クリームティーセット。もう響きが魅惑的すぎる。

これはスコーン2つと紅茶のセットで、スコーンにはクリームとジャムがつきます。

スコーンはプレーンと季節のスコーンが用意されていて、プレーン2つかプレーン+季節のスコーンかのどちらかを選ぶことができます。

季節のスコーンも捨て難いのですが、私は割とプレーン2つにしちゃうことが多いです。

セットについているクリームは甘さがほぼないタイプのもので、ジャムの甘酸っぱさと相まってプレーンスコーンのほんのりした甘みにとても良く合うのです。

紅茶も何種類かから選べ、プラス100円・200円出せば季節限定のちょっと高い紅茶なども頼めるのですが、私はもっぱら定番のアフターヌーンティーを頼んでいます。

フルーツ系の紅茶も美味しそうなのですが、スコーンと一緒に頂くことを考えると、スタンダードな紅茶を選んでしまいます。

ミルクティーが好きなので、たまーにアッサムで頼むこともありますが、せっかくアフタヌーンティーに来てるし・・・という謎の感情に突き動かされ、ほとんどの場合はアフターヌーンティーを選択します。

スコーンを食べながら、ミルクティー片手に好きな本を読む時間。贅沢ですね。

 

とんかつ濱かつ

とんかつ濵かつ:リンガーハットグループ

なんだか女子力の高そうなお店ばかりあげてきましたが(え?そうでもないですか?)、いきなり飲食店にいきます。

インスタもやってないし、ご飯は美味しいことが正義です。とんかつサイコー!

定食大好きな私のお昼の定番だったのがこちら。

  • 濱かつランチ(白ご飯・赤味噌・キャベツ千切りで)

こちらはロースカツとチキンカツをメインにご飯、味噌汁、キャベツ、漬物がついたランチメニューです。メインのカツ以外はおかわり自由。

しかも、ご飯は白ご飯か麦ご飯(麦のみではなく雑穀米という感じでした)、お味噌汁は赤味噌白味噌、キャベツは千切りか角切りが選べるという親切さ。

私は白ご飯大好きっ子なので、ご飯は毎回白ご飯。

お味噌汁は一度飲み比べてみたのですが、赤味噌の方が好みだったので赤味噌で固定。(やはり赤味噌の方がはっきりした味、白味噌はふんわりとした味わいです。)

キャベツは千切りで、2種類あるドレッシングから野菜の甘みをいかした生ドレッシングを使用していました。

安定したクオリティと、チェーン店なのに白ご飯が基本的にいつもちゃんと美味しいこと、好みで選べたりおかわりできたりと至れり尽くせりのサービスが素晴らしくて、前職の間はすっかり常連さんになっていました。

しかも17時までランチをやっていてくれたので(店舗によって異なるかもしれません。)、結構14時とか15時とかの遅い時間にランチに出ることが多かった私にはとても有難かったです。

 

ドトールコーヒー

www.doutor.co.jp

ラストはこれもランチで通いつめていたサラリーマンとOLの味方ドトール

安くて美味しいドトールでの定番メニューはこちら。

声を大にして言いたいのは、ドトールロイヤルミルクティは美味しいということ。

スタバのところでも書いたように、コーヒーの種類が多いお店でも、紅茶って結構ティーバッグで「はい」って渡されるところが多いんです。

ロイヤルミルクティーのメニューがあっても、なんだか妙に甘かったり、水っぽかったりするところも多くて、そんな中ドトールは安めの価格帯のチェーン店でありながら、ちゃんとミルク感の強いロイヤルミルクティーを出してくれます。

ティーバッグもロイヤルミルクティー専用のものが使用されているのもなんとも心憎い。

さらにさらにロイヤルミルクティー専用のハニーシュガーというシロップまで用意してくれていて、これが普通の砂糖よりちょっと落ち着いた甘みでロイヤルミルクティーによく合います。

紅茶専門店でもないチェーン店でここまでロイヤルミルクティーに力を入れてくれてるのはドトールさんくらいだと思います、本当に。ドトールさんありがとう。

そして食べ物は基本的になんでも美味しいです。

私はよくジャーマンドックとスイートポテトとかの組み合わせで食べていました。

前職の職場の近くにあったのでめちゃくちゃ通っていて、毎回ロイヤルミルクティーを頼むので、私が注文し出すと勝手にロイヤルミルクティーを淹れ始める店員さんもいました(笑)

仕事を辞めてからは1回くらいしか行ってないけれど、ドトール大好きです。また行きます。

 

 

なんだか意外と熱がこもっちゃって当初の予定よりかなり長い記事になってしまいました。

でもどのメニューも本当に美味しいですし、特にスタンダードなものが好きな人、あとコーヒーより紅茶派の人には共感してもらえるんじゃないかなぁと勝手に思っています(笑)

皆さんの定番もよければ教えてください。私の新定番に加わるかもしれませんよ!(だからなんなんだ)

【小説】小川 洋子『偶然の祝福』を読みました

今回は、小川洋子さんの小説レビュー記事です。

私にとっては初めての短編連作形式の作品のレビュー。

私、小説の形式の中では短編連作が取り分け好きなんですよ。

それぞれの物語と、その背景にある繋がり、その緩やかな流れがなんだか好きで。

大好きな小川洋子さんの大好きな短編連作なので、とても楽しんで読みました。

 

小川 洋子『偶然の祝福』(2000年)

博士の愛した数式』などで知られる小川洋子さんの作品。

小説家である「私」の静かな日々に降る小さな祝福を、小川さんらしい繊細な筆致で描いた短編連作小説。

偶然の祝福 (角川文庫)

偶然の祝福 (角川文庫)

 

昨日の記事でも紹介した通り、大好きな小川洋子さん。

どの作品にも小川さんにしか描けない小川ワールドが広がっていて、そしてその小川ワールドの静かで、物悲しくて、優しい空気感が心地良いんですよね。

本作もそんな小川ワールドの魅力が溢れる作品になっていました。

主人公は小説家をしている「私」です。

生まれて間もないの息子と犬のアポロと暮らしています。

そんな「私」がひっそりと抱え続けている孤独と、そこに寄り添うものたち。

その邂逅は奇跡のように夢のように儚いけれど、そのほんのりとした、しかし確かな温かみが、読者にもじんわりと伝わってくるような作品でした。

 

短編連作との相性の良さ

この作品は短編連作の形をとっており、7篇の短編から構成されています。

短編連作とはそれぞれの短編が一篇ずつ物語として完結しながらも、短編同士の間に繋がりがあり、全ての短編が1つの大きな物語や背景を共有しているような形態の作品です。

今回は「私」の経験した出来事や過ごした日々をそれぞれ短編として語りながら、背景に「私」という大きな物語を浮かび上がらせています。

各短編に描かれている「私」が体験した出来事は、それぞれが少しずつ現実からずれています。

そして、一つ一つの物語では、あくまでその出来事の周辺のことしか語られないため、最初の2、3篇目まではそれぞれ独立したお話が並んでいるように感じられます。

しかし、一遍ずつ読み進めていくうちに、だんだんと「私」の存在が浮かび上がってくるのです。

そうして見えてくる、「私」の置かれた環境や、過ごした人生、そして心の奥に抱えている孤独は、それぞれの物語により豊かな色彩を与えてくれます。

現実と想像、悲しみと優しさ、今と昔、あらゆる境界を曖昧にする小川さんの作品は、個々の物語の境目をぼやかしていくモザイクのような短編連作という形にとても似合っていると感じました。

 

境界が滲んでいく世界

前項でも少し書いたとおり、本作に含まれる物語はどれもが全て、少し現実からずれています。

実に正統な失踪者となった叔母、不思議な巡り合わせで手元に戻ってきた万年筆、息子の睾丸と「私」の背中から失われてしまった言葉。

こんな風に書くと、それはファンタジー的であったり、全く意味不明ですらあるのですが、この作品の中で、それらは確かに現実として、違和感なく存在していました。

「ああ、ここはそういう世界なのだ」ということを、一切の説明を挟まずに受け入れさせる力が、小川さんの文章にはあります。

普段であれば、そんなのあるわけないよ、と思う出会いも現象も病気も、この作品の中ではただ「ある」のです。

「私」の住んでいる世界は、私たちの生きている世界と地続きの、どこかちょっと遠いところなのだと思います。

パラレルワールドみたいだな、と感じたりもしました。

私の世界とはちょっと違うけれど、もしかしたらそれは私が生きていてもおかしくなかった世界なのではないかと。

私の生きる世界と「私」の生きる世界、その境界は淡く滲んでいて、だからこそ私は、もうひとつの世界で生きる「私」を、不思議なことばかりのはずのその世界を、こんなにも自然に感じるのだろうと思います。

 

失ったものと訪れたもの、書くことの苦しみと救い

作中で「私」は様々なものを失います。

叔母に弟、リコーダー、万年筆、そして言葉。

二度と戻らないものもあれば、戻ってくるものもあります。

逆に「私」の元に訪れるものもあります。

弟を失ったという女性、「私」の弟を名乗る男性、首にちょうちょの痣を持つおじいさん、そして息子。

訪れるものの多くは、少しの時間を共に過ごした後に、「私」のもとを去っていきます。訪れ、そして失われていく。

今の「私」に寄り添うのは、息子とアポロと、そして言葉だけです。

犬のアポロはもちろん、息子だってそのうちに失われていくでしょう。

そう考えると、「私」が本当に手にしているのは言葉だけなのでしょうか。

作中で「私」は何度も書くことに悩み、苦しんでいます。

しかし、彼女は書くことによってしか救われないなにかを抱えている。

これは作者である小川さん自身を反映しているのかなと感じました。

失うものも、訪れるものも、等しく言葉の中に眠っていくのだと思うと、そこにある一生はなんて静かで美しいんだろうと思います。

現実とも虚構ともつかない美しい物語と、そこに生きる人物たちのひそやかな体温と息遣い。それらをそっと覗き見る、素敵な時間でした。

 

 

本作中に「バックストローク」というタイトルの小説が作中作として出てくるのですが、語られているそのあらすじになんだか覚えがあるなと思って調べてみたところ、『まぶた』という短編集に入っている作品でした。

『まぶた』はこの『偶然の祝福』の1年後に出版された作品ですが、私は先に『まぶた』の方を読んでいたので、これは現実で読んだことがあるぞと思って、より現実と虚構の境が曖昧になった感じがありました。

実は小川さんの作品には、他にも作品間でリンクが色々とあるようなので、そういった繋がりを見つけていくのも楽しそうですね。

あの不可思議な小川ワールドが作品を超えて広がっていると思うとワクワクします。でも、なんとなくですが、小川ワールドの中でさえ、お互い少しずつずれて、パラレルワールドのように重なっているようなイメージがあります。

これからも、どんな世界を見せてくれるのか本当に楽しみです。

皆さんもぜひ覗いてみてくださいね。

【今週のお題】お気に入りの作家さんたち4名をフワフワと紹介します

いつの間にか9月も終わりに近付いていますね。

まだまだ暑い日もありますが、空の色や朝夕のひんやりとした空気、鮮やかに咲き乱れる彼岸花が秋の訪れを告げています。

さて、秋と言えば食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋などと言いますが、こう並べてみるとなんでも良さそうですよね(笑)気候が良いから何するにも良いよーということなんでしょう。

そんななんでもござれな秋の訪れを感じながら、今回は「今週のお題」に沿って、読書の秋をテーマに書いていきます。

 

今週のお題「読書の秋」

と言いつつ、実はちょうど1週間ほど前に、読書に関する記事を書いたんですよね、私。この記事です。

zakkicho.hatenadiary.com

もうばっちり読書について語ってるんですよ。

数日後にお題を見ると「読書の秋」になってて、しまったなーと思いました(笑)

読書に関して思っていたことは結構書いてしまったし、その記事でも書いている通り、私は読んだ本の内容をすぐに忘れてしまうので、なかなか昔読んだオススメの本の紹介記事なども書き辛いのです。

というわけで今回は、あまり特定の作品には触れずに、私の好きな四名の作家さんたちに関して、フワフワした感じで紹介してみることにしました。

作家さんたちの持つ文章の特徴やその世界観・空気感なんかをお伝えできればな、と思います。

(※「私のオススメ」に関しては、代表作以外から選出するようにしています。)

 

小川洋子さん

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

 

代表作:『薬指の標本』、『博士の愛した数式』など

私のオススメ:『海』、『やさしい訴え』

まず一人目に紹介するのは、小川洋子さんです。

この方の作品の特徴はその静謐な空気ではないかなと思っています。そして、独特の世界観。

非現実的な設定が度々出てくるんですが、世界のどこかにきっとこういう場所があるんだと思ってしまうような、読者をすっとその世界に導いてくれる文章を書く方です。

日常と非日常の境をぼかしてしまうような。

小川さんの作品を読むと、淡いトーンの水彩画をよくイメージします。

静かに、淡々と、優しく、悲しく、慈しむように生きる人々を描き出し、読んでいる間も読み終わってからも、気持ちがゆっくりと動くのを感じます。

私のまだ知らない世界で生きる誰かのことをそっと教えてくれるような、そんな作家さんです。

短編も多く書かれていますので、読書初心者の方にもオススメです。

道を一本隔てた先に、森を抜けた先に、湖の裏側にあるかもしれないそんな世界を、ひっそりと覗いてみませんか。

薬指の標本 (新潮文庫)

海 (新潮文庫)

やさしい訴え (文春文庫)

 

星新一さん

ボッコちゃん (新潮文庫)

ボッコちゃん (新潮文庫)

 

代表作:『ボッコちゃん』など

私のオススメ:『悪魔のいる天国』、『マイ国家』などなど(正直どれを読んでも面白い)

二人目は言わずと知れたショートショートの神様・星新一さん。

ごくごく短いページ数の内にあっと驚く仕掛けを持った楽しい物語が展開される星新一さんのショートショートの世界。

そこには、読書の楽しさや驚きがぎゅっと凝縮されています。

エヌ氏やエフ氏など、固有名詞を持たない主人公たちが、近未来や異世界を連想させる世界で息づき、多くは予想外の出来事に翻弄されていきます。

とにかく短いということ、そして物語がわかりやすく、楽しい驚きに満ちていることから、よく読書初心者にもオススメされます。

星さんは一生のうちに1000篇以上のショートショートを生み出しており、私はそのうちのかなりの数を読んだと自負していますが、どれだけ読んでも飽きることなく、読む度に新しい展開にいつも楽しませてもらっていました。本当にすごい。

私のオススメを一応あげてはいるのですが、正直どれでも面白いです。

一生のうちに読まなければ損な作家さんの一人だと思っています。

悪魔のいる天国 (新潮文庫)

マイ国家 (新潮文庫)

 

姫野カオルコさん

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

 

代表作:『ツ、イ、ラ、ク』、『ハルカ・エイティ』など

私のオススメ:『変奏曲』、『部長と池袋』

三人目は姫野カオルコさん。

この人は、なんというか独特な作品を書かれる方だなと思っています。

イメージとして、昔の文学作品のような文体や雰囲気で、性であったり信仰であったり、そういう生々しいものを描き出しているような、不思議なギャップのようなものを感じる文章を書く方です。

幼少期をキリスト教の宣教師宅で過ごした経験からか、キリスト教の教えがよく作中に登場したりと、一読して理解するのが難しかったりもするのですが、そういった部分も含めて、なぜだか引き込まれてしまう魅力ある作品が多いです。

一般的にちょっと変わっていると言われるような個性を持つ主人公たちが、己をそのままに貫いていくようなお話が多いかなと思います。

私の中で説明し辛いけどなんか良い!作家さんです(笑)

作品によって語り口が結構様々に変わるところも面白いのですが、それでもなお根底にあるギャップというか、不思議な違和感がなんだかクセになります。

好みが分かれるかもしれませんが、ハマる人にはハマると思うので、気になる方はぜひ一度読んでみてください。

ハルカ・エイティ

変奏曲 (角川文庫)

部長と池袋 (光文社文庫)

 

アレックス・シアラーさん

チョコレート・アンダーグラウンド

チョコレート・アンダーグラウンド

 

代表作:『チョコレート・アンダーグラウンド』など

私のオススメ:『青空のむこう』、『スノードーム』

ラスト四人目はイギリス人作家のアレックス・シアラーさん。

この方は児童~ティーン向けの作家さんとして有名ですが、大人が読んでも楽しめるような作品ばかりです。

私は海外の方の作品をあまり読まないのですが、中学の図書館で『青空のむこう』に出会って読んでみたところ、あまりに素敵なストーリーに感動して、それから何年か新しい作品を見つける度に読んでいました。(『青空のむこう』が個人的にイチオシです!)

若い人向けの作品で、ストーリーとしてはわかりやすいのですが、しっかりと練られた設定と、丁寧な人物描写でファンタジックな世界観に現実味を与え、子供向けだろうと侮って読むと気持ちを持っていかれちゃいますよ。

チョコレートや幽霊の世界、スノードームやデパートなど、子供の頃誰もが心惹かれたモチーフたちから、優しく、しかし目を逸らせない現実もしっかりと描いた物語が展開されていきます。

ほとんど文庫化されていないので、購入するとちょっと高くなってしまいますが、図書館などにも置かれていると思いますので、気になる方は手にとって見てください。

大人も子供も楽しめるファンタジー冒険譚に、きっと時間を忘れて夢中になること請け合いです。

青空のむこう

スノードーム

 

 

今回は、私の好きな作家さんの中から4名選んで紹介してみました。

特に選出理由などはありません。フィーリングです(笑)

個別の作品にも詳しい経歴などにも触れずの紹介になったので、もっとちゃんと書けよ!と思われた方もいらっしゃったかもしれませんが、私自身が感じているそれぞれの作家さんの魅力はなんとなく伝えられたかな、と思うので満足です。楽しかった。(自己満足)

今回結構楽しく書けたので、気が向いたらまた別の方たちの紹介記事を書いてみるかもしれません。

どの方も本当に素敵な作家さんたちばかりですので、良ければぜひ読んでみてください!

ブログにどこまで曝け出すのか

今月も毎日更新の誓いを破ってしまったジャムです。

毎日書いていると、2日も書かずにいるとすごく久々のような気がしますね。

実は一昨日精神的に落ちてしまっていて、久しぶりにものすごくどん底の気分で、ブログを書こうと何度かPCの前に座ったものの、なにひとつ頭に浮かんでこなくて更新を諦めてしまいました。

特になにか大きな出来事があったわけでなく、小さなことがたまたま重なってのダウンだったので、昨日はある程度回復して、割と気持ちよく過ごして、一昨日の精神的な落ち込みとその回復についての記事を結構書き進めていたのですが、ふと、どこまで自分のことをブログに書こうか、と自分の中で迷いが出てしまって、結局公開せずに終わりました。

今日はそんな自分の中での迷いについて書いていこうと思います。

 

ブログでどこまで自分のことを曝け出すのか

私はこのブログにおいて、リアルな人との繋がりをほぼ作っていません。

リアルと繋がっているSNSでの宣伝もしていませんし、ブログをしていること自体を伝えることはあっても、サイト名などは一切教えていません。

単純に恥ずかしいということと、リアルと繋げてしまうと書ける内容に制限ができてしまうからです。

私がこのブログを書いていると知っているのは恋人だけ。

それなので、家族のことや仕事のこと、ある程度自由に書きたいことを書いています。

しかし、書けるからと言って、じゃあどこまで書いて良いんだろう、このブログに私はどういったことを書いていきたいんだろう。

昨日、自分の落ち込んだ気持ちなどを書きながら、改めてそういった疑問を持ちました。

 

ありのままの自分になるの?

このブログは雑記ブログで、もともと大きなテーマもありません。

自分の感情や家族のことについても書いてきましたし、私自身他の人のそういったものを知るのが好きなので、それ自体は書き方を考えればコンテンツとしても悪くないのではないかと考えています。

しかし、昨日書いていた記事は、なんとなく出すことに戸惑いが生まれました。

その理由のひとつは、このブログの存在を知っている恋人との間のことについて書くことになること。

そして、互いの信頼関係によって結ばれている恋愛関係の中で、普段見せない顔も見せてくれているであろう二人の間のことを、様々な人が見る可能性のあるブログという場所に書き残すことにも抵抗を感じる部分もあります。

もうひとつは、昨日表に出そうとしていた記事は、もしかしてチラシの裏や日記に書くべき感情の吐露に過ぎないのではないかと思ったからです。

私のブログで、収益もなにも出ていない、本当に趣味のものではありますが、そこにただただ感情を吐き出すという行為は、なんだか違うのではないか。そんな気がしました。

家族について書く記事となにが違うのかと言われると、自分でもちょっと説明し辛いのですが、昨日は自分を慰めるためだけに書こうとしていた私がいたように思います。

もちろん、そういう風にブログを書かれている方もいて、私自身はそういったものも興味深く読んでいます。(むしろ好きだったりします。)

しかし、今まで続けて作ってきたこのブログにはそれはきっと合わないし、私自身、そこまで曝け出すことはできないのかなと感じています。

 

どういうことをどういう風に書いていきたいのか

このブログではこれまで、レビューだったり考えたことだったりを主に書いてきました。

感情にまつわることでも、ある程度自分なりに考えて、皆さんにも共感やちょっとした気付きを持ってもらえるかなと思う切り口で書いてきたつもりです。

読み物として面白いと思ってもらえるようになりたいと秘かに思っていたりするのですが、変に真面目なところや自意識過剰なところが出てしまって、なかなか吹っ切れた文章を書けずにいます。吹っ切れるためにリアルとリンクさせていないのに、なかなか難しいですね(笑)

そのあたりは書いていきながら、心構えも文章も徐々に形作っていけると良いのかなと思っています。

今回、自分のためだけに書く文章を公開するのは、このブログとしてはなにか違うという気付きを得ました。

もしかして、うまく皆さんに伝えられるようになったら、一昨日自分の中にあったものをブログに書く日がくるかもしれません。きっとその時は私の中である程度消化できたときなのかな、と思います。

そうか。消化しないままの気持ちを、昨日はただ吐き出そうとしていたのかもしれないですね。モヤモヤをモヤモヤのまま、ただ見せようとしてしまっていたのかもしれません。

私は私自身の見た世界を、こういう風に見えているよ、こういう感じ方もあるよ、と色んな方と共有したいと思っています。

そのためには多分、同じモヤモヤでも、私自身がしっかりとそれを考える下地ができていないといけないのかなと感じます。

考えることを放棄した文章は載せない。こういうことかな。

そんな感じで、自分の中を一度巡らせたものを書いていくようにできたらなと思います。

 

 

こんなことを書きつつ、過去の他の記事とかですでに考えてない文章を投稿してしまっている気がしなくもなくてちょっと恥ずかしいのですが、これから気をつけます(笑)

さて、読むのもサボっていたので、皆さんのブログを読んで色々吸収するぞー!!

車の運転超苦手⇒ちょっとマシになったので、そこまでの道のりやポイントを語ります

まだブログを初めて間もない6月の半ば頃、私はある記事を書いていました。

こちらの記事。

zakkicho.hatenadiary.com

車の運転苦手だよー!怖いよー!という記事です。

一人暮らし中はほとんど車に乗る機会のなかった私。元々苦手だった運転ですが、さらに見事なペーパードライバーぶりがたたって、実家に戻ってすぐに、実家の敷地内で車に結構な傷を入れてしまう大失態をおかしました。

それでさらに苦手意識が深まり、上記のような記事を書いたわけですが、それから徐々に車を運転する機会も増え、最近ちょっとマシになってきたかも!と感じるようになったので、もしかしたら同じように運転が超苦手な方のちょっとした参考程度にはなるかもしれないと思って、今回、私のちょっとマシになった体験談を書くことにしました。

※本当に運転超怖い・超苦手という方向けです。ちょっと苦手かも、くらいの方は私より運転が上手く、参考にならない可能性が高いですのでご了承ください。

 

上達には実践あるのみ

いきなり結論なんですが、私がここ3ヶ月ほどで強く感じたのは、やっぱり上達するには実践しまくるしかないんだ、ということです。

とにかく車に乗ってハンドルを握る。

走りも駐車も実践あるのみです。

しかし、いきなり一人で乗り回すのかと言われれば、運転が超苦手だと感じている人たちにとっては、それはなかなか難易度が高いです。それにやっぱり危険もある。

さらに、無理をして失敗してしまえば、運転に対してより苦手意識が強まる可能性もありますし、車の失敗は取り返しのつかない事態になる可能性だって低くありません。

私の場合は、次のような感じで簡単なことから始めて、徐々に慣らしていきました。

  • 短い距離⇒長い距離
  • 慣れた道⇒知らない道
  • 大きい道⇒細い道
  • 走行のみ⇒駐車など全て
  • 同伴者あり⇒一人で

 

一人で運転するのは高い壁がある

最初の頃は、母や弟など運転に慣れた人に助手席に乗ってもらい、よく行く近く飲食店から自宅までなど、慣れた道、しかもその中でもできるだけ大きい道ばかりを走ることから始めました。

その上、駐車は苦手意識もかなり強く、また車を傷つける可能性もあるので、駐車は母や弟に代わってもらっていました。

つまり、一番最初に私がやっていたのは、誰かに同伴してもらった上で、知っている大きい道をただ走るだけでした。

それで運転自体への拒否感が薄くなり始めた頃に、同伴者はもちろんありの状態で、あんまり知らない道や、ちょっと細い道、停めやすい駐車場などに挑戦するようになりました。

最初の拒否感や強い恐怖感が抜けてくると、隣に家族が乗っていてさえくれれば、ある程度色々なことに挑戦するのにそれほど抵抗はありませんでした。(上手くできるかどうかは別として)

一番時間がかかったのは、一人で車に乗ることでした。

慣れた道だろうが、大きな道だろうが、一人だけで運転するということは、私にとってかなり勇気のいることでした。頼れる人がいないというのはやはり心細いものです。

車に乗るようになって2ヶ月ほど経ってようやく、知っている道でどうしても乗るしかないなら・・・、といった感じになりました。

同伴者がいた時と同じように、慣れた大きな道から始めて、最近やっと知らない道や少し細い道も走れるようになってきました。

一人なので駐車は強制的にやらなければならず、駐車に関してもだいぶマシになってきたと思います。

ざっと流れをまとめると下記のようになります。

  1. 同伴者ありで、知っている道・大きい道の走行のみ
  2. 同伴者ありで、知らない道・細い道、駐車などもやってみる
  3. 一人で、知っている道・大きい道の運転+駐車
  4. 一人である程度運転できる!

大事なのは、無理せず徐々に慣らしていくことかなと思います。

出来る限り同伴者ありの状態で色々練習する機会があると、だいぶ苦手意識も薄れて独り立ちしやすいです。

 

わかったら運転しやすくなったポイント

これまでは、上達までの流れを見てきましたが、練習する中でこれがわかったら運転しやすくなったと感じたポイントがあったので、そちらを紹介していきます。

 

ミラーを活用すべし!

まず、私が一番運転しやくなったと感じたのは、ミラーの活用を覚えたこと。

運転で使うミラーといえば、ルームミラーとサイドミラー、そして車の設備ではないですがカーブミラー。

私は最初の頃、これらのミラーの有効活用ができておらず、視野が相当に狭い状態で運転していました。

前ばかり見ていましたし、後続車の確認なども、全てを直接視認しようとしていました。

ミラーの確認とか教習所でも習ったはずなのに・・・。

特にサイドミラーに関しては、角度によって見える範囲が大幅に変わり、思っていたより広範囲をカバーしていました。

車線変更などでの後方確認はもちろん、駐車の際など、角度を変えることで、障害物のある部分をぴったりと捉えることができることも多いです。

ミラーで確認したからといって直接確認を怠ってはいけませんが、最初にミラーで確認できるとしっかり意識しておくことで、運転がかなりスムーズになりました。

 

意外とみんな停まって待ってるから焦らなくて大丈夫

私は、細い道や右折待ちで長く停まってしまうと、なんだか後ろの人に申し訳ないと思って焦ってしまうことが多くありました。

しかし、自分がそこそこ運転するようになってみると、私が思っていた以上にみんなよく停まっていることに気が付きました。

なんだか自分は運転が下手だから長く停車してしまっていて、他の人たちは基本的にスムーズに、停まったとしてもベストな位置で僅かな時間だけ停まっているのだと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

みんな意外と長く停まって、しっかり待っています。

無理をすれば事故に繋がる危険性があるのですから、落ち着いて考えたら当たり前ですよね。

だから、細い道も右折も、自分が大丈夫だと思えるだけ待って大丈夫。

それを実感できてから、運転への拒絶反応がだいぶなくなり、比較的冷静に車を動かせるようになりました。

 

駐車は細かく切り返せばなんとかなる

駐車は今でも苦手ですが、なんとか一人で停められるようになりました。

ポイントは一発で入れる必要はないと意識すること。

細かく何度も切り返していけば、いずれはなんとか納まります。

焦らずゆっくりちょっとずつ切り替えしていけば、車は結構狭い場所でも意外と向きを変えられるものなのだと実感しました。

もちろん広い駐車場で何度も切り返しちゃう私はカッコイイとは言えませんし、他の方の邪魔になっている場合もあるかとは思いますが、超苦手⇒ちょっとマシになってきているところなので、そこは致し方ありません。

最大限に頭を下げますので、「チッ、こいつ運転超下手だな」と内心思うに留めて許して頂けると助かります。

前述の細い道や右折の際の待ちもそうですが、基本的に「下手だからしょうがない。がんばるのですみませんが今は許して」とある意味開き直るくらいの気持ちでいきましょう。

 

 

車の運転超苦手な皆さん、いかがでしたでしょうか?

はじめは運転超下手でも、ちょっとずつ慣らしていって乗り続けることで、普通に下手くらいまでにはとりあえずなれました!

以前は多少無理をしても歩ける距離なら歩く派でしたが、最近は逆に車で行けそうなところは車で行ってみようと思えるようになって、初めて行く場所にちゃんと辿り着いたり、ちょっと難しそうな駐車場になんとか停められた時などは、結構達成感があったりして面白みも感じています。

まだまだ下手の域を出ませんが、以前に比べて明らかに上達を感じていますし、一人で運転できるようになったことで、家族の手伝いで出来ることが増え、気持ち的にも少し上向きになったように思います。

ただ、こういう時が油断して事故を起こしやすいとも思うので、気を引き締めて、無事故無違反、ペーパーじゃなくてもゴールド免許を守れるように運転を続けていきたいと思います!