アラサーニートの雑記帖

アラサーニートが感じたことや日々の出来事などを綴る雑記ブログです。

【今週のお題】生まれて初めて見た盆踊りに感動した夏

8月も残すところあと2日。

平成最後の8月は、全力で夏を演出しようとしているのか、連日うだるような暑さですね。

暑い暑いと文句を言いながらも、夏らしい色濃い風景や、子供たちでざわめく夏の空気は大好きで、やっぱり夏はいいなぁと思うアラサー半ニートです。

さて、ここ最近ずっとWebデザインの勉強に関する記事ばかり投稿してきましたが、今回はとっても久々に普通の雑記記事を投稿しようかなと思います。

久々の今回は「今週のお題」で書いていきます。

 

今週のお題「#平成最後の夏」

「平成最後の夏」ですよ。

この夏様々なところで目にするワードで、これにのせられるなんてちょっと陳腐なんじゃないかと思いながら、でも心にひっかかってしまう。

そんな力のある言葉だなと思います。

それでは、私の平成最後の夏のヒトコマを、ぜひ読んでいってください。

 

突然のお盆休み

普段は家業を手伝っている私ですが、8月も第2週目に入った頃、社長でもある母親が急に「今年のお盆休みは8月11日〜15日までにする!」と宣言しました。

その時点で、すでに宣言されたお盆休みまであと数日。さてどうしよう。

せっかくの夏休みだし、恋人に会いたいなぁ、ということで、遠距離の恋人に早速打診してみました。

急だけど、10日の夜からそちらに行きたい、と。

なにせ急な話で、向こうはカレンダーが平日の日はお仕事も普通にあるので渋られるかなぁと思ったのですが、意外にも結構すんなりOKをもらうことができました。

というわけで、私はお盆休みを東京で恋人と過ごすことと相成りました。

 

神田明神の納涼祭りへ

今回の滞在では初めてコミケに行ったりして、それもとても楽しかったのですが、私の中で一番印象的だった、神田明神の納涼祭りについて書いていこうと思います。

簡単に神田明神納涼祭りの紹介をしておきます。

 

神田明神納涼祭り

東京・外神田にある神田明神(正式名称は「神田神社」)にて、2016年から開催されており、今年で3回目になるお祭りです。

オタクの街・秋葉原に近いことから、アニメコラボ企画などにも力を入れており、今年はアニソンで盆踊りを踊る「アニソン盆踊り」という企画も大きな話題となりました。

www.xarts.jp

上記の通り、「アニソン盆踊り」が話題となっていた今回の納涼祭りですが、今回私は普通の盆踊りが開催されている日に行ってみました。

「アニソン盆踊り」もかなり気にはなっていたのですが、日程の関係と、私自身盆踊りというものを見たことがなかったので一度見てみたいな、という気持ちで、お祭り最終日の8月12日に赴くことにしました。

雰囲気がとても素敵だったので、ここからは物語調でどうぞ。

 

平成最後の夏、人生最初の盆踊り

秋葉原の駅を電気街側に出てしばらく歩くと、路地の先に続く階段が見えてきました。

薄暗い路地と階段の上の明るい喧騒が、夏の夜の蒸し暑さに包まれて、わくわくとした気持ちにさせます。

階段にはかき氷を食べるカップルや、浴衣で着飾った女の子たちがぽつぽつと腰掛けていました。

その横をすり抜けて階段を一番上まであがると、さっきまでの静かな余熱のような興奮とは打って変わって、お祭りらしい賑やかさが一気に押し寄せてきました。

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集まったたくさんの人たちの楽しそうな顔を提灯が明るく照らし出します。

たくさんの提灯がかけられた社務所の前の広場に、櫓が組まれ、その上では浴衣姿の女性たちがお手本を見せていました。

そして、その櫓の周りを、思いの外たくさんの人が踊りながら取り囲んでいました。

ベテランであろうおばちゃん・おじちゃんたち、幼い子供とご両親、外国の方、若者たち。

いかにもお祭りといった格好をしている人もいれば、普段着姿の人もいます。

まさに老若男女、色々な人たちが同じ踊りを踊りながら、楽しそうに笑っていました。

その輪を取り囲む人々も、ちょっと振り付けを真似してみたり、身体を揺らしたり、手拍子を打ったりしながら、思い思いに楽しんでいるようでした。

目の前で立ち止まったまま振りを真似していた女性の二人組が、私たちも行こうか、と輪の中に入っていきました。

一人は少し戸惑っていたようですが、少し恥ずかしそうにしながらも、輪の中でそれでも楽しそうに踊りはじめました。

私たちが到着した頃よりも、盆踊りの輪は少し大きくなっていたようでした。

 

私は、その光景に、なぜだかふいに泣きそうになっていることに気が付きました。

みんな笑って、踊って、騒がしくて、知らない人たちの輪がどんどん広がっていく。

知らない人たちが、知らない人同士のまま、同じ踊りを踊っている。

平和で、幸せで、素敵な光景だと思いました。

そしてなんだか少し、神聖な光景のように感じられました。

 

踊らなくていい?、と恋人が尋ねてきます。

でも、私は少し悩んだあと、首を横に振ってしまいました。

予想外の感動を覚えながらも、私は恥ずかしがる気持ちに勝つことができませんでした。

思い返す度に、踊ればよかったと思います。

だからもしまた次の機会があれば、その時は今度こそ、私もあの輪の一員になってみようと思うのでした。

 

盆踊り以外にも魅力満載

さて、こんな感じで盆踊りがとてもとても素敵だったんですが、納涼祭り自体の雰囲気もとても素敵でした。

出店も色々と出ていて、人も多くて賑やかなんですが、なんだか地元のお祭りのような親しみやすい空気があって、とても居心地が良かったです。

また、神田明神内の資料館では、秋葉原を舞台としたゲーム・アニメ作品『シュタインズ・ゲート』とのコラボ展示が行われており、そちらも楽しむことができました。(祭り期間中は無料で開放されていました。)

行ってみてよかったなと心から思えるお祭りでした。

来年以降も機会があれば行きたいなと思います。(アニソン盆踊りも気になる)

 

 

今回は、平成最後の夏の初体験について書きました。

雑記記事は本当に久しぶりだったのですが、書いていて楽しかったです。

Webデザインの勉強が一段落ついたら、またこういった記事もどんどん書いていけたらと思っていますので、良ければまた見てやってください。

8月は終わるけど、夏はもう少し続きそうなので、もうしばらくは暑さにぐだぐだして、汗をかくその空気を楽しみたいと思うのでした。