アラサーニートの雑記帖

アラサーニートが感じたことや日々の出来事などを綴る雑記ブログです。

小説

【小説】池永 陽『珈琲屋の人々』を読みました

タイトルに「コーヒー」とか「珈琲」とか入っている小説が気になってしまうのですが、この現象はなんなんでしょうか。 村山由佳さんの『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズとか、なんかこう、お洒落で素敵な雰囲気が漂ってくるんですよね。 さて、今回はそ…

【小説】真梨 幸子『ふたり狂い』を読みました

今回は狂気に満ちた作品のレビューです。 書き手は個人的に「イヤミス」と言えばこの人、と思っている真梨幸子さん。 ドロドロの展開と、張り巡らされた読み物としての面白さの仕掛けの融合がなんとも言えない魅力を生み出している方だと思います。 真梨 幸…

【小説】小川 洋子『偶然の祝福』を読みました

今回は、小川洋子さんの小説レビュー記事です。 私にとっては初めての短編連作形式の作品のレビュー。 私、小説の形式の中では短編連作が取り分け好きなんですよ。 それぞれの物語と、その背景にある繋がり、その緩やかな流れがなんだか好きで。 大好きな小…

【小説】東野 圭吾『白夜行』を読みました

今回は久々の小説レビューです。 なんと前回から1ヶ月以上開いてしまいました・・・。 文庫本で850ページくらいあって、まとまった時間を取らずに移動時間などにちょこちょこ読み進めていたら、いつの間にか読み始めてからかなりの時間が経っていました。 た…

【小説】山本 文緒『紙婚式』を読みました

今まで小説のレビューをいくつか書いてきたのですが、今回は初めて短編集のレビューです。(勝手がわからず時間がかかってしまいました) 私は短編集が好きで結構よく読むのですが皆さんいかがですか? あの短い中にしっかりと物語があって、登場人物達が生…

【小説】湊 かなえ『豆の上で眠る』を読みました

2週間の東京ライフから泣く泣く足を洗い、本日無事地元に戻ってきました。 愛するさくらちゃん(豆芝)に全力の尻尾フリフリでお迎えされた今、帰りの飛行機が積乱雲による気流の乱れで一瞬落ちて、(気持ち的に)死にかけたのも良い思い出です。 もともと飛…

【小説】沼田 まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』を読みました

読み終わった後に、気持ちがざわざわする作品ってありますよね。 説明できないけれど、なんだかざわついてしまう作品。 今回はそんな気持ちがざわざわする小説に出会ったので紹介します。 沼田 まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』(2006年) 主婦、僧…

【小説】乙一『銃とチョコレート』を読みました

ちょっと季節はずれですが、バレンタインの時期のチョコレート売り場ってワクワクしますよね? いろんなブランドのいろんなチョコレートが並んでいて、ちょっと試食もさせてくれたりなんかして。 贈るものを探しているのに、ついつい自分用に買ってしまいた…

【小説】恩田 陸『夢違』を読みました

皆さん夢は見ますか?私は結構よく見ます。 夢特有の支離滅裂な(夢を見ているときはなぜか気にならないんですけどね)展開のものももちろん多いのですが、時々妙にリアルな夢を見たりします。 そういう夢は自分の願望が直截的に現れていて、びっくりするこ…

【今週のお題】テストでの出会い

7月ですね。夏がきてますね。ワクワクします。 夏の空気ってなんだか子供の頃や学校での出来事をよく思い出せてくれるように感じます。夏休みのイメージが強いからでしょうか。 さて、今日はそんな感じでまだ若かりし頃を思い出しながら、今週のお題で書いて…

【小説】恩田 陸『ブラザー・サン シスター・ムーン』を読みました

前回、伊坂幸太郎さんの『首折り男のための協奏曲』を取り上げた際は、小説レビューではなく、それを読んだときの体験に関しての記事だったのですが、今回は満を持して!普通にレビュー記事を書いてみたいと思います。 ちなみに『首折り男のための協奏曲』に…