アラサーニートの雑記帖

アラサーニートが感じたことや日々の出来事などを綴る雑記ブログです。

【今週のお題】お弁当三景

10月に入り、秋の気配がぐっと近付いてきていると思い始めた矢先、真夏のような暑さにちょっとぐったり気味のアラサーニートです。

皆さん、体調など崩されていませんでしょうか?

さて、今回は「今週のお題」に沿って書いていきます。

 

今週のお題「お弁当」

今週のお題は、みんな大好きお弁当。

みんな大好き、とか書いておきながら、私お弁当ってあんまり好きじゃないのです。実は。

温かい状態で食べたい、というのがその大きな理由です。

なので、逆にいえば、ほっともっとなどの温かいお弁当や、レンジで温めなおせる状態であれば、最近はそんなに抵抗はなくなりました。(ほっともっとのお弁当は今は大好きです。)

そんな私のお弁当に関するエピソードを3つ書いていきたいと思います。

 

オムライスやサンドイッチ、青春自体を支えてくれたお弁当

私は中学、高校とどちらもお昼はお弁当の学校に通っていました。

お弁当は主に祖母と、そして母が作ってくれていて、計6年もの間、平日はほとんど毎日、お弁当が用意されていました。

私は普段から小食で、かつ冷えたご飯があまり好きではないことを祖母も母もわかってくれていました。

ちなみに白ご飯自体は大好きですし、コンビニのおにぎりは当時から平気でおいしく食べていたので、なんの思い込みなのかわからないのですが、お弁当に入れられた冷えた白ご飯が、当時の私は好きではありませんでした。

ある時お弁当に入れられていたケチャップライスを薄い卵で包んだオムライスは、冷えていてもなぜかおいしくて、そのことを伝えるとお弁当のレギュラーメニューになりました。

また、もともと温かい食べ物ではないサンドイッチもよく作ってくれていました。

お弁当がそんなに好きではない私でもおいしく食べられるように、祖母も母もいつも考えて、毎日朝早くから準備をしてくれていました。

あの頃は、そんな二人の苦労を差し置いて、やっぱりお弁当はあんまり好きじゃないな、なんて思って食べていましたが、今思うと、本当に有難かったなと思います。

毎日遊んだり、しゃべったり、運動したり、勉強したり、恋したり、悩んだり忙しく生きていたあの青春の時間を元気に過ごすことができたのは、二人のお弁当のおかげです。ありがとう。

 

忙しい二人、夜遅くに食べていたほっともっとのお弁当

社会人になってから、しばらく恋人と同棲のような生活をしていた時期があります。

私も彼も仕事がそれなりに忙しくて、終わる頃には結構遅い時間になっていることも多くありました。

彼はその頃在宅で仕事をしていることが多く、そういう日には私が帰りがけに彼の分も一緒にお弁当を買って帰ります。

何にする?何がいいかな?今これが安いらしいよ?じゃあそれにしようかな。

そんなやり取りが当たり前にあることが、なんだかとても幸せだったのを覚えています。

ついでに近くのコンビニで、飲み物とアイスを買って帰ることもありました。

彼の好きそうなものを勝手に選んで、片方にほっともっとの袋、もう片方にコンビニの袋を持って、ただいまと玄関のドアを開けます。

おかえり、ありがとう。と彼が荷物を受けとって、早速テーブルの上に買ってきたばかりのお弁当が並べられていく。その時間がとても好きでした。

のり弁、からあげ弁当、チキン南蛮弁当、肉野菜炒め弁当。

温かいご飯と、温かいおかず。そして目の前に大好きな人がいて、くだらないことを話しながら一緒に食事をする。こんなに幸せなことはない。

ほっともっとのお弁当は私にとって思い出深い食事のひとつになっています。

 

初めて作ったお弁当とこれから作るお弁当

前職についてしばらく経った頃、ふと思い立ってお弁当を持っていくことにしました。

仕事も家事もがんばる私的なものに憧れたんだと思います。

しかし、そもそもお弁当がそこまで好きではなく、作ったことも皆無だった私は、何を作ればいいのかよくわかりません。

そこで考えた結果、フレンチトーストを持っていくことに決めました。

フレンチトーストなら普通に作って切って持っていけばいいし、冷めてもおいしいし、ボリュームもあって他のおかずもいらないし。そう思ったのです。

前日の夜から牛乳と卵液につけておいたパンを朝から焼いて、いい感じの大きさに切って、グラニュー糖を少しふって、容器につめました。

彩りも栄養もなにも考えていない、お弁当と言って良いのかさえ微妙な代物でしたが、私にとっては確かに初めてのお弁当でした。

作っているときの微かな高揚感と、中身はわかっているのに開けるときに感じたワクワク感、そして食べた時のちょっとした幸福感。

お弁当って楽しいかも、とちょっと思いました。

ただ、結局それから気が向くこともなく、私が作ったお弁当はあのフレンチトーストが最初で最後になっています。

もしもこれから、私が新しい家族を作ることができたら、その時は昔の祖母や母のように、食べる人のことを思いながらお弁当を作ってあげたい。

私が次にお弁当を作るのは、いつだろう。

 

 

今回は、私のお弁当にまつわるエピソードを綴ってみました。

こう振り返ってみると、高校を卒業してからは、お弁当と言っても手作りのものを食べる機会って全くなかったなと思います。

普段の食事でもそうなんですが、自分ひとりのためだとどうしてもがんばろうって気持ちが出辛くって、お弁当だと特に手間と時間がかかるので、ほとんど接点なく過ごしてきました。

でも、たまにはお弁当を作ってみるのも良いのかもしれない、そんな気持ちになりました。

大事な人のために作れたら、幸せかもしれませんね。