アラサーニートの雑記帖

アラサーニートが感じたことや日々の出来事などを綴る雑記ブログです。

【家族のこと】私のこと

自分なりに家族との今を振り返って考えてみる「家族のこと」シリーズ。

今回でやっと最後になります。

ラストは私自身のことについて。

家族のことを結構赤裸々に書いてきたので、自分だけ手ぬるくというわけにもいかず、外から見るつもりでバシバシ書いていこうと思います。

 

前回までの記事はこちら⇒

第1回:【家族のこと】母のこと - アラサーニートの雑記帖

第2回:【家族のこと】父のこと - アラサーニートの雑記帖

第3回:【家族のこと】弟のこと - アラサーニートの雑記帖

 

器用貧乏からの真面目系クズ

私は幼いころからある程度「出来る子」で「良い子」でした。

容姿、頭脳、経済状況と全て中~中の上くらいで生んでもらい、習い事も色々とさせてもらって、激しい人見知り等もなく、恵まれた環境で育ててもらったなと思っています。

そんな感じなので、幼稚園~小学生くらいまではクラスの中心で超リア充でしたし、中学生以降もやりたいことをどんどんやって、それなりに結果も残したりして、なかなか晴れがましい人生を歩んでいたと思います。

両親がしっかり躾けてくれたお陰で、年上の方たちに好かれやすく、先生受けも良かったです。

恵まれて生まれ育ち、それなりにまっすぐ真面目な性格を育んできていた私は、ものすごく派手な成果をあげるようなこともありませんでしたが、全てにおいてそこそこできる、「中の上」ポジションを維持し続けていました。

しかし、大学生になり、一人暮らしを始めると、私がもともと持っていた逃げ癖、サボり癖がどんどんと表に出始め、コツコツと積み上げてきていた良い子な人格は侵食されていってしまいました。

気がつけば、突出したものはないものの、なんでもそこそこ出来て、まあまあ頑張り屋さんの「器用貧乏」から、表面だけを繕って中身ぺらぺらの「真面目系クズ」へとクラスチェンジしてしまっていました。

 

波風立てない、争わない

私は人の反応をかなり気にするタイプの人間です。

「母のこと」の記事を読んでもらうと分かる通り、主に私を育ててくれていた母は自信家で気が強く、父や弟、そしてお店の人などとよく衝突していました。

喧嘩や不機嫌そうな声、強い口調で話されることは、私にとって最も苦手なもののひとつになりました。

私には人の顔色や雰囲気を伺って行動する癖がついていました。

よほど大切なことでない限り、自分が引けばおさまる部分は引いてきましたし、不穏な空気になりそうな時は先回りして話題を変えたり、発言をする時も相手の反応を細かく伺います。

波風立てない、争わないことが私の中で最優先の事項になってしまっていました。

もともと話好きですし、調子に乗りやすいタイプでもあるので、普段はそれなりに楽しくおしゃべりもしますが、大事なことを話したり、決断したりすることが苦手です。

今でも両親に対しては、基本的に自分の中の本当に大事な部分は話す気になりません。

しかし、恋人との長年の付き合いの中で、最近やっと、ぶつかるとしても、本当に大切にしたいならちゃんと伝えることは必要だと思って、勇気を出せるようになってきたので、分かり合うために、大事にするために、自分を発信する努力をしなければいけないと思ってがんばっています。

 

自分は「特別」であるはずだ

これを書くのは恥ずかしいのですが、私は最近まで自分が「特別」なのではないかという気持ちを完全には断ち切ることができずにいました。

自分には何かしらの才能があって、いつかそれが花開くんじゃないかとか、なにかの偶然でいきなりスポットライトを浴びるのではないかとか、そんなおとぎ話のような妄想を頭の中で飼い続けていました。

しかし、コツコツと努力できていた高校生までの自分ならいざ知らず、ビジョンもやる気も努力もなく、なにも行動できていない自分に、そんな幸運がいきなり降って来るはずもありません。

砂漠で水が欲しいなら、雨を待ち続けていたらきっと死んでしまう。

水のある場所を求めて歩きまわったり、必死で雨乞いを踊ったり、誰かに助けを求めたり、とにかく自分で動かなくては。

もしかしたら結局水は手に入らないかもしれないけれど、雨を待つだけの人生より、きっともがいた方が楽しい。

万が一私に隠れた才能があったとしても、私自身がそれを発露させないことには、誰にも存在すら気付いてもらえないのだから、まずはもう一度コツコツと、自分の中にあるものを形にしていけたらと思っています。

 

私と家族のこと

自分のことを書いていたら、大元のテーマの家族のことからずれてきてしまいました(笑)

前述の通り、私自身は恵まれて生まれた癖に真面目ぶるばかりで逃げたり、隠れたり、努力もしてないというなかなかのクズっぷりです。

特に家族に対しては、普段思っていることも言わず、何をしているかも話さず(このブログを書いていることも話していません)、反応が薄く、最近は反抗期で可愛げもない、扱い辛い存在だと思います。

色々と書き連ねてはきましたが、こんな私のことを気にかけて、心配して、幸せを願ってくれていることは、とても有難く、感謝しています。

ちゃんと教育を受けさせてくれて、躾けてくれて、やりたいことだってたくさんさせてもらいました。仕事を辞めたことだって、責められたこともありません。

多分今は、家族、特に両親によって与えられた様々な価値観を、自分自身の価値観にカスタマイズしていっている途中のような気がします。

そしてその中で、私にとって家族は、大事な家族ではあるけれどやはり他人で、とりあえず、個人としての価値観を形作るために、今までのものを一旦剥がしてしまおうとしている最中だと思えてきました。

今は家族には誰にも、私の心の奥の大事な部分にはあまり触ってほしくなくて、それで今さら反抗期を迎えてしまっているのかなと。

多分まだしばらくは、私の反抗期は続くような予感がしていますが、今、自分なりにがんばっているところなので、もう少し待っていてくれると嬉しいです。

私が私という人間として揺らがなくなって、自信もついたら、きっと自分のことをちゃんと話せるようになるんじゃないかと思っています。

 

 

ここまで4回に渡って、家族に関して書いてきました。

一旦このシリーズはここで終了となります。お付き合い頂いて本当にありがとうございました。

ここのところずっと、両親に対しては反抗心ばかりが強くて、ずっとモヤモヤとしていたので、今回改めて書いて吐き出すことができて、自分の中でもだいぶ感情の整理がつきました。

アラサーにもなって大人になりきれていない自分の中身を皆さんにお見せするのは恥ずかしいところもありましたが、お陰様で個人的にはすっきりとした気持ちです。

結局、私の気持ち次第、行動次第だということも改めてはっきりと自覚ができたので、逃げずに、ちゃんと向き合って、行動していきたいと思います。

そういえば明日からのネタなんにしよう、と思いつつ、今回は終わりにします。

ありがとうございました。