アラサーニートの雑記帖

アラサーニートが感じたことや日々の出来事などを綴る雑記ブログです。

非IT系ニートがIT関係者交流会に参加してきました

最近はニートとしての生活がすっかり板につき、家族と恋人以外と話すことがほぼ皆無だった私。

やばい、このままでは本物のニートになってしまう!(いや、今もニートなんですが)

内心そう思って焦っていたところ、知人から「今度福岡でイベントあるから一緒に参加しませんか?」とお声かけ頂きました。

ニートから本物のニートに進化しかけていた私には有難いお誘いでした。

しかし、送って頂いたイベント詳細を見てみると、どうもIT関連の方向けの交流会のよう・・・。

私「私、前職も非IT系で、ITの経験全くなくて、今無職で身分もなにもないですけど大丈夫でしょうか?」

知人「大丈夫ですよー!!」

というわけで、非IT系ニートである私が、IT関係者向けの交流会に参加してきましたので、そのレポートを書きたいと思います。

 

手書きの名刺を準備

イベント主旨が交流会ということなので、名刺交換は必須だろうと察した私。

しかし、残念ながら今私には「無職」という肩書きしかなく、名刺も持ち合わせていません。

名刺ないんですー、と言うとしても、相手の方の名刺を受け取りつつ自分がなにも持っていないのは気まずいなぁ、と思ったので、とりあえず手書きで名前だけでも書いていくか、と思い準備しました。(当日に)

100均で白紙の名刺サイズのカードを買い、あとは無心で名前を書き続けました。

連絡先とか書こうかな、と思わなくもなかったのですが、今どきフェイスブックもあるしまあいいかと思い、氏名だけを記載した至極シンプルな名刺もどきとなりました。

用意した枚数は20枚程度。

これでとりあえず、名刺交換の体裁だけは取れるはずなので、あとは私のコミュ力と話術次第ですね。

 

会場へ

会場へはお誘い頂いた知人の方と待ち合わせて、一緒に入りました。

さすがにニートが一人で乗り込むのはちょっと怖かったので有難いです。

入ってからまず受付があったのですが、そこで早速「名刺を1枚ください」と言われました。名札にする用です。

私はドキドキしながら「今、名刺がなくて・・・」と手書きの名刺を差し出しました。

申し込みの際に所属を記載する欄があり、そこに「特になし」と書いて申し込んでいたので、名刺がないこと自体は「あーそうでしたね」という感じでしたが、手書きの名刺に関しては「これは目立ちますね」というなんとも微妙なコメントを頂きました。

運営の方は別に他意のない発言だったと思いますが、この時点で打たれ弱いニートとしてはちょっと帰りたくなりかけました(笑)

ももう来てしまったので、気持ちを立て直し始まるのを待ちます。

 

開会まで

荷物を置き、手持ち無沙汰に会場を見回して突っ立っていると、人がぼちぼち集まり始め、開会前ですが、名刺交換をする人が出てきました。

私も声をかけられます。

Aさん「はじめまして。○○の××と申します。」

私「はじめまして。ジャム(当然ですが実際は本名を名乗っています)と申します。」

そして名刺を交換するのですが、当然向こうはなんだこれ?と怪訝な反応をされます。

私「あの、今無職で、名刺がなくて・・・手書きで申し訳ないのですが・・・」

しどろもどろです。コミュ力皆無です。

この後予想通りに、前職がIT系だったのかとか、今何をしているのかを尋ねられるわけですが、非IT系で、職探し中だが特にIT系志望というわけでもない、と話すと、相手の方もこいつ何しに来たんだ的な雰囲気を発し始めます。そりゃそうですね。

一応、「ITにも興味があって、知人の方にお誘い頂いたので、勉強と見聞を広めるために来ています」という感じでお話するのですが、なかなか辛い空気感だったりします。

そもそも「IT関連の交流会」に来てらっしゃるので、私のような「繋がっても今後役に立ちそうもない奴」に時間を割かせるのも申し訳ない、という気持ちになります。

受付に続いて、さらに心折れそうなニート

そして、思っていた以上に、自分で自分のことを「無職で」と説明するのはダメージが大きかったです。

開会前からHPをごりごり削られるニートでしたが、相手の方のお話を聞いたり、ひたすら周囲を見回したりしてなんとか時間を過ごし、やっと開会を迎えました。

 

交流会スタート

辛い時間をやり過ごしていると、開会時間が来たようで、主催の方の挨拶のあと、乾杯となりました。

誘ってくださった知人は、「IT関係なくても大丈夫☆」とおっしゃって下さっていましたが、主催の方の挨拶ではやはり「この会はIT関係者だけの会なので、面倒な話はなしでがっつり仕事の話をしましょう!ビジネスにつなげましょう!」とはっきりと言われていました。そりゃそうですよね。

大丈夫かな私の存在。

不安感しかなかったですが、始まると近くの方が声をかけてきてくださるので、とりあえず名刺交換をします。

手書きの名刺に関しては皆反応に困るのか、結構な割合で「逆に目立ちますねー」みたいなコメントを頂きました。

非IT系の無職と知ると、皆私とどんな話をすれば良いかわからなくなるようで(そりゃそうだ)、皆さんがアルコールで陽気になり始めるまでの時間はなかなか辛かったです。

それでも、それぞれ仕事の内容を話してくださったり、「ビジネスにつなげよう!」と挨拶されていた主催の方も、同じ熊本出身で、私が孫みたいな年齢だったからか優しく話を聞いてくださり、「なにかあればいつでも連絡していいよ」と電話番号まで頂いて、中盤からは気まずさも段々となくなっていきました。

基本的に他の方の話を聞いたり、知らない分野のことを教わるのは好きなので、そういう意味ではとても楽しかったです。

途中に挟まれていたショートプレゼンも、お話上手な方ばかりで、全然IT系ではない私も楽しく聞くことができました。

 

閉会

後半は皆さんいい感じにアルコールも入り、仕事の話半分、世間話半分、といった感じで、私も気後れせずに会話に混じることができるようになっていました。

IT業界の裏話を伺ったり、熊本ラーメンの話で盛り上がったり、普通に楽しんでいました。

そうこうしている内に閉会の時間に。

閉会の挨拶のあと、写真撮影をして終了となりました。

会場から出る際に再度、主催の方から「なにかあれば連絡していいからね」とお声かけ頂き、有難い限りでした。

その後は、知人と仲の良い方たちだけでの二次会にお誘い頂いたので、帰りのバスの時間まで参加して帰路に着きました。

 

感想とか反省とか

まず、とりあえず参加した自分を褒めてあげようと思います。

結構ギリギリまで迷っていたのですが、行動できたのは良かった。

ただ、やっぱり参加するイベントはちゃんと選んだ方が良いな、というのは感じました。

今回だと「IT関係者のための交流会」というしっかりした主旨のある会だったので、恐らくそこから外れた私がいることは、やっぱり会として微妙な部分もあったんじゃないかなと思います。

私個人としては、他の方の話を聞いたり、連絡先を頂いたりとプラスもあったのですが、純粋に主旨の通りの目的で来られている方からすると、良い気持ちがされない方もいただろうなと思います。

そして私自身も、そういうことを考えてしまうので、どうして良いかわからなかったり、上手く話せなかったり、過度に緊張した状態になっていました。

今回、ご好意でお誘い頂いて、選り好みせず動かなきゃと思っての参加でしたが、今後はどうしよう、とちょっと悩みどころです。

そもそも自分から飛び込む時は分野を絞るでしょうし、こういったお誘いはそんなに度々ではないと思うので杞憂かもしれませんが。

あとは、参加したからにはアウェイでももっと自分から行動すべきだったかな、というのは反省点です。

今回は、どなたかが声をかけてくださるまで動くことができずにいたので、(幸い人もそこそこ多く、割と途切れることなく声をかけて頂きましたが、)次回以降は、自分から声をかけていけるように、心を強くもちたいと思います。

 

 

長くなってしまいましたが、久々に知らない方々と交流して、良い経験になったと思います。

扱い辛かったであろう私のことを受け入れて、話してくださった方々、ありがとうございました。

少しだけ免疫ができたので、次は自分からイベント等参加できるように、色々な人と交流できるように、がんばっていきます。