【家族のこと】弟のこと
私の自分探しの旅にお付き合い頂いている「家族のこと」シリーズですが、いよいよ終盤に差し掛かって参りました。
ずっとモヤモヤとしていた両親のことを書き終わり、やっぱり今が反抗期なんだろうな、と改めて感じているところです。
今さらアイデンティティを作り直そうとしているのかな、自分。
第3回目の今回は、弟について書いていきます。
私は割と弟が好きなので、弟良い奴って内容に終始するかもしれませんが、世の姉弟の一部はこんな感じなのかーと思いながら気楽に読んでいただけると幸いです。
前回までの記事はこちら⇒
姉弟仲は良好
私と弟は1歳差の、世に言う年子というやつで、幼い頃から仲の良い姉弟だったと思います。
つまらない喧嘩をすることもないではなかったですが、お互いに相手が怒られている時はさりげなくかばったり、目配せしあって慰めあったりしていました。
弟は小学校高学年あたりから中学生くらいまでの、当たり前の時期に当たり前に反抗期を迎え、両親とはよく喧嘩をしていましたが、そんな時期でも私にまで当り散らすようなことはなく、良好な関係を保っていました。
高校、大学、そして成人してからも、恥ずかしいから近くに来るな!みたいなのもなく、ずっと「お姉ちゃん」と呼んで仲良くしてくれています。
家族の中で、唯一ちゃんと分かり合えていて、好きだな、と思えるのが弟です。
明るくて優しい
弟は、明るくて優しい、良い奴です。
普段はお調子者で、冗談を言ったりして場を盛り上げるムードメーカーですが、単に調子乗っているだけではなく、ちょっと場の雲行きが怪しくなってきたりしたときも、さりげなくジョークを言ったりして和ませようとすることが多いです。
私が機嫌が悪かったり、落ち込んでいそうな時も、敢えてどうでも良い話題を振ってきたりと、本当に気遣いのできるいい子だな、と思います。
私の場合、機嫌が悪かったり、落ち込んでいる人とは、関わりを避けてしまう場合が多いので、そこで敢えて話しかけてあげようとするマインドは、私にはないもので、弟ながら尊敬する部分です。
思ったこと、やりたいことにまっすぐで素直
私が色々なことを内に溜め込んでしまう性格なのに対して、弟は自分の思ったことややりたいことなど、全てに対してとてもまっすぐです。
私がだんまりを決め込んでしまう母に対して、弟はいくら言い返されても、大きな喧嘩になったとしても、思ったことはきちんと発言します。
私が諦めてしまった夢への道も、弟は自ら選択し、夢へ繋がる大学へ行き、またそこからの進路変更もためらいなくしてしまいました。
今は、母と一緒に家業を継ぐべく働いていますが、会社のためになると思うことであれば、衝突も厭わない姿勢で、私もあのくらい真剣にぶつかっていかなきゃいけないのかなと思わされます。
たまに爆発する
良いことばかり書いてきましたが、少し心配な点もあります。
それはたまに沸騰して爆発してしまうこと。
爆発したときは大抵ものを投げたり、壊したりして、そのまま車でどこかへ行ってしまいます。
実家の子供部屋のドアにはまったガラスは叩き割られていますし、壁には穴があいています。どちらも弟が殴ったものです。
前述の通り、優しく、基本的にがんばって対話で解決しようとする性格ですが、主に母が相手のとき、話しても話してもそれを聞いてももらえないような時に、全てを投げ出してしまうようです。
私が始めから諦めているのに対し、弟は真剣に向き合っているからこそ、対話すら出来ない状況に、ふつふつと気持ちが沸騰してしまうのだろうなと思います。
その気持ち自体は理解できるのですが、やはり物を壊したりするのは、大事なものなら取り返しがつかないですし、本人も怪我をする恐れがあります。
車で衝動的に出て行ってしまうのも、頭に血が上った状態での運転は事故など心配です。
中高生の頃に比べれば、気持ちのコントロールが上手になっているとは感じますが、やはりもともと熱くなりやすいタイプなので、そこは今後もっと、怒りを抑えたり、別のやり方で発散する方法を身に付けてくれるといいなと思います。
家族に対してオープン
弟は私に比べて家族に対してとてもオープンだなと感じます。
家族でいる時、友達といる時、恋人といる時、仕事の時、違いはもちろんあるのでしょうが、それを殊更わけようとしている様子ではありません。
仕事に関してはそもそも母と一緒にやっていて、切り離すことはできませんし、恋愛関係に関しても、今までも何人かの彼女を家族と引き合わせてきました。
今は長く付き合った彼女で、婚約者同然の子と、これはもうかなりオープンに付き合っています。(たまに一緒に夕飯を食べたりしていますし、うちに泊まっていくこともあります。)
私が家族に対して見せたくない顔がたくさんあるので、弟がほぼフラットなのを見ていると、なんだかすごいな、という気持ちになります。
裏表がない、というのはこういうことなんだな、と思わせられます。
そこに優劣があるのかはわかりませんが、弟のような人はきっと自分のやっていることに自信があるのだろうなと感じます。
いつでも、誰に見せても恥ずかしくない生き方をしているから、そんな風にフラットでいられるように思います。
私は家族に対して、見せたくない部分が多すぎて、だから両親とも今さらギクシャクしてしまうのかもしれないですね。
やはり弟好きだなー、という記事になってしまいました(笑)
私が大学進学のために実家を出てから、しばらく合わないうちにピアスを開けたり、タバコを吸うようになったのはすごくびっくりしましたが、そういった外側の変化はありながらも、内面は可愛い弟のままで、さらに大人としてもしっかり成長していたので、姉としては良い弟を持って幸せだなと思っています。
最近では、仕事の話や、恋愛・結婚の話、真面目な話もするようになって、なんだか不思議で、ちょっと照れくさいような感じもします。
これからも姉弟として、ふざけながら、助け合いながら仲良くやっていこう。